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ビタミン剤

第25章 a mole tunnel



片想いの相手の翔くんに
バックから挿入してもらってんだよっ

めちゃめちゃ奥深くまで抉られて
牝が味わう
快感を引き摺りだされようとして
翔くんで熱い迸りを中に注いで欲しくて
締め付けてる最中で
触れてもないし、
握ってももらってないのに
俺の中心はとっくに限界をむかえてて

潤、おまえと会話してる今でも
吐き出したくてたまんねぇんだよっっ!


みじめで淫らな俺の内側だけの叫び。


なにも知らない俺の親友

これはモグラの戀心

生きてる間
地表にはほぼ姿をあらわす事のない
それでもこの世界に存在する生き物


「斗真、ホントに大丈夫?
でも、もし来れるなら気をつけ来てよね」


「ん…うん、じゃあね、…っ潤…んっ」


優しい口調で
俺をいたわる気持ちが伝わってきたことが
嬉しいのと、
やっと通話が終われたことへの充足感と安堵感



プツッ


通話の途切れる乾いた音。

押し殺してた高揚感が一気に噴き出した
噛み殺して反動で
ひときわ大きな嬌声になっていく。


「ああっひぃ…あっ…ィイっんんっ!」

「おらっ!
たっぷり出してやるからぜんぶ受け取れ!」

最奥に注がれる翔くんの熱い飛沫。

翔くんが激しく腰を打ち叩きつけるように
最後の一滴まで残らずに注ぎこんでくれる。

内壁を激しく収縮させながらの蠢きは
肉体のあさましい喜びを物語っていた。



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