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ビタミン剤

第29章 ルール ver.2

Mside 飾る


シルク素材の寝間着を着てくつろぐ翔くん


俺が選んだバースデープレゼント


さらさらした肌触りが最高に気持ちいいよって
俺の頬っぺたにチュッてしてくれた。
アイボリー色に銀糸を使って仕立てられてて
ボタンをすべてとめても
翔くんのキレイな鎖骨が見えるから
この、デザインを選んだんだ。


お腹が空いちゃったって微笑む翔くんに
3人で食べたいものを聞きながら
その口許に運んでいく。

親鳥が雛に餌を与えてあげるように
くちびるで直接運んであげたりすると
もっとって強請るような表情をして
眸がきらきら揺らぐから

俺ら3人で、甲斐甲斐しくくちびるへと運んでる。



「潤、トマト美味しい、もひとつ食べたいな」

「雅紀、さっきの生ハム食べたい」

「かず、ウィンナーあーん…」


左右に俺と雅紀、翔くんの足下のラグに
座ってるかずをたずさえて。


両手と股の間に恭しく奉仕する色男のお供を
従えてのかわいいお姫さまのお食事タイム。


「ねぇねぇ、潤。ケーキはまだ?」

「あ、そうだね。
バースデーケーキも食べなきゃね。
ってか、リーダー遅くね?」

「うーんとね
巨大生物サッシーーィくんはね
たぶん、拗ねてるかも?
あひるさん達と仲良くしてるかな?」

クスクス笑う翔くん。



「しょうがないですねぇ、誰かが
釣り上げてやんないと来ないかもね」


かわいいお姫様を連れて来てくれたのは
おっさん王子様だもんな、
お姫様の為に迎えに行くことにした。

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