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ビタミン剤

第5章 夏まつり




「かず、俺もだいすきだよ。」

長く深くゆっくりとニノのくちびるの
感触を味わってると
ニノの方から舌先を忍び込ませて
来ようとしてくれる。
こんなことは滅多になくて
激甘モードマキシマムの時くらい。

角度を変えながら強く吸い上げて
舌をきつく絡ませる。
俺の両手はニノのかわいらしい
お尻の双丘をまさぐりながら
Tバックというモノの存在を
自分の手で初めて確かめてた。

浴衣の下にはむき出しのニノの
かわいいお尻。
その不埒な感触をおもいっきり
両手に覚えさせておく。


花火の爆発音が響きわたる中、
花火なんてまるで見ないで
ニノとのキスにのめり込んでる。

2人とも
どうしょうもないくらい
下半身は昂ぶって来てて、
お互いの誇張してるのがはっきり
浴衣越しでも伝わってきてた。


「…しょ、翔ちゃんぁ、
…すきぃ はぁ…はぁ、んぁ
も、だめ、立って…ら、んな…ぃ」


脱力して膝から崩れ落ちそうな
ニノを抱き上げて
もっともっと暗がりを求めて
大股で歩き出した。
力が抜けてるニノの腕が俺の首に
絡まってる。


墓場近くに見つけた桜の大木。

その木にもたれかかるように
ニノを立たせてから
耳元で囁いてあげた。


「口で気持ちよくしたげるけど
声我慢できる?」

小さな動作で首を横にふるニノ。


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