
ビタミン剤
第35章 縁結びの神さま
「あのさ、もっと翔ちゃんはもっと自覚を
しなきゃいけないの!
どれだけ周りから狙われてるかってね。」
「そ、そんなこと無いよ。
智くんくらいだよ、俺をかわいいかわいいって
言ってくれたりするの。」
「とりあえず、おいらを怒らせた分
ちゃんと償って貰わなきゃダメなのっ!」
「…はい、ごめんなさい…」
抱きしめてくれる智くんの胸に頭をくっ付けて
反省しながらぬくもりを感じてた。
「じゃあ今から翔ちゃんに
いっぱいにぎにぎしてもらうね!」
「今から?おにぎり作るの?」
バツってそれだけでいいの?
やっぱり智くんは優しいなぁって思ってたのも
つかの間で
「はーい、じゃあ
今からおいらのをやさしく美味しくニギニギ
握って翔ちゃんのお口いっぱいふくらませながら
もぐもぐたくさん食べて貰うね。」
「え?……あっ…んんぁ…智くん…」
ソファの上で散々に愛し合って
優しくいじわるされて、おかわりもしたりして
お腹いっぱい智くんを食べさせられました。
