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ビタミン剤

第35章 縁結びの神さま


床に転がってる
サトくんと新入りのショウタンの2匹も
俺たちみたいに重なるように仲良くしてる。

サトくんにはバージョンアップした機能で
音声モニターが付けてたらしく
離れた部屋にいたショウタンのモニターから
俺の音声を聴いてたんだって。


あったかいタオルで身体をきれいにして
もらいながら、仲直りのキスをねだると
智くんがやさしいキスの雨を降らせてくれる。

視線を落とすと胸元やらにはたくさんの
吸い付いかれた鬱血の形跡。


あーあまた着替えするときにメンバーに
冷やかされちゃうよ。
けど、つるつるにされるよりマシだもんね。



部屋着もきちんと着せてもらって
抱き抱えられるようにソファに座らせてくれて、 智くんに膝枕してもらって頭を撫でてもらってる。


うっかり目を瞑ってると、すごくおだやかな眠りに
誘われちゃいそうなる。

テーブルの上に
サトちゃんとショウタンが並べ座らせてると
ややショウタンのほうが襲い気味?かな
仲良く抱き合ってくっついてる。


俺たちとおんなじ仲良しタイム中。



「ねえねえ、翔ちゃん
おいらも翔ちゃんのおにぎり食いたいな」

智くんからのおねだりされる。


「うーん、じゃあ智くんにはおにぎり
じゃないやつつくるね。」


「なんでなんで?
さっきおいらが怒ったから??
だから、後輩には作ってあげたのに
おいらには作ってくれないの?」



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