
ビタミン剤
第36章 続 縁結びの神さま
へろへろ状態でへとへとになってベッドの上で
立てなくなった翔ちゃんを抱っこして
風呂場へ連れてって
2人で仲良く湯船に浸かりながら
今度のおやすみには翔ちゃんに
おむすび作ってもらって
ピクニックに出かけたいねって言うと
少し困った顔して考え込む翔ちゃんがいる。
それからやんわりと食中毒が気になるから
おむすびはお家だけでねって言われた。
バスタオルで包んで
身体をわしゃわしゃ拭いてあげる。
鏡に映し出されたしなやかな身体には
さっきよりも更に増えた真っ赤なキスマークが
あちこちいっぱいについてた。
「よし。これで当分安心だな。
翔ちゃんの身体誰にも見せちゃダメだからね
もし、またロケ先で裸になったりしたら
ここずっとつるつるにしたまんまにするからね!」
「…ふ…ぁう…も、ならない…ん
つるつる、恥ずかし…から…ぁん…やだ、もん」
「フフ、
翔ちゃんのつるつる可愛かったなぁ」
縮こまってる翔ちゃんの分身を触ろうとしたら
もうムリだからねって
逃げ腰になりながらパジャマを着こまれた。
おいらの下半身を恐る恐る見てきた翔ちゃんの
視線が驚いたように見開いてる。
仕方ないよな
タオル越しにも分かるくらいギンギンに
勃起してるんだから。
ぎゅっと目を瞑じた表情は真っ赤で
黙ったまんま俯いてる。
「えへ、翔ちゃん、
おいらまだおむすびパワー 切れてねぇみたい。
ほら元気モリモリっ!」
「やっ、やだよ!
ホントのホントにムリだからねっ!
智くんっ…」
やだやだって愚図ってみても無駄な抵抗なんだなぁ。
