
ビタミン剤
第40章 嵐影湖光
Sside
雅紀に抱き抱えられてベッドに横たえられる潤。 ためらいなく近づいてくる雅紀のくちびるを
受けとめて舌を絡ませ合う。
そんな不埒な光景を目を細めてスマホで撮影する。
俺とはまるで温度差のあるキス。
いたわるような、雅紀の優しい包み込むような
動きをする舌先。
導くように口腔内へと誘いこんで、より深く
長い絡み合う時を持つ。
とろりとあまく蕩けだす潤の表情に意地悪な
問いかけをしてやる
「なぁ、智くんにこんなに時間をかけるキスを
今日はしてもらってねぇんだろ。
顔がいやらしく蕩けきってるぜ」
せっかく潤を揶揄ってるの雅紀が邪魔するように
話しかけてきて、潤の口腔内を犯すように
キスしながら俺にむかって哀願する
「んッ翔ちゃ…ぁ、はぁ、翔ちゃん
も、だしてぇ…後ろの
お願い…抜いてよぉ…ぅあ。」
「……どしたの…?」
雅紀が持ち帰ったコンビニ袋。
ホテル内の店ではなく、道路をはさみ向かえ側にある店舗のもの。
片手で雅紀の短パンと下着を一気にずらし下肢を剥き出しにした。
「ああ、すっかり忘れてた。
潤に尻向けて中のオモチャ抜いてもらいな。
さっきの続きだ、しっかり舐めろ」
雅紀の尻には買い物前に仕込んだローターが
埋め込んで、鈍い振動音を鳴らして今も動いている。
潤に向かって尻を突き出し
中のものを引っ張り出してくれとねだってみせる。
俺の砲身を咥え込みながら、尻の中のオモチャを
引っ張りだされ、雅紀の背中がしなやかな動きを見せる。
