星に見ている
第10章 経験値を盗めるなら…
「―――――手塚〜帰らないのか?」
「よる所あるか、先に帰っていいよ」
放課後…ちんたら帰り支度をする僕に、友達からの下校の誘いがかかる…
だが…それを断り…
ゆっくり鞄に教科書を積める
寒い季節真っ只中…
進路が決まった俺は、残りの高校生活を満喫……?していた…
もうすぐ冬休み…
高校最後の冬休み…
受験生の本番の…冬休み…
だが…専門学校推薦ですでに合格をもらっている僕には……
無縁――――――…
いいんだろうか…
こんなに緊張感がなくて…
いや…
緊張感は……常にあるか……