星に見ている
第10章 経験値を盗めるなら…
受験生の…3年…
クラブも引退し――――…クラスに残る理由もないため…
放課後は…クラスに隙間が出来るのが早い気がする…
僕は、教科書と…専門学校のカリキュラムの入った封筒入りの鞄を持ち……
いつもの場所に向かう―――…
いつもの場所……
そう……美術室…
最近、やっと……自分からノックして…
入れるようになった…
コンコン…と、軽くノックすると
「ど〜ぞ〜…」
と…真木先生の声が聞こえる…
そう…
僕は、先生の提案を受け入れたのだ―――――――…