星に見ている
第11章 甘く抱える悩み事
「――――嫌いになれたら…
こんな事には………はぁ〜」
「アッちゃん……さっきから怖いわよ…本当に大丈夫?」
いやいや…
怖いのまママの顔だから…
ママは、御代わりのビールと共に…メンマとネギの和えたつまみを出してくれた…
「お…メンマ――――…これが有るって事は…ラーメンあるんだ?」
俺は、メンマを口に入れビールで流した…
「あるけど、残念!!個室、バカップルがいちゃつきながらラーメン食べてるのよ〜♪」
ちっ…先客か、しょうがない…
「それにしても、さっきから悩み事?
“嫌いになれない〜”みたいな事言ってたわね?」
俺は、ビールを飲み……ため息をつく…
「あ、あぁ……嫌なヤツ…にもなりきれないし……な〜んだろ…この変な感じ―――――…」
メンマをツンツンしながら俺は、ビールを見つめる―――…
「何?って…ガッツリ惚れてますって…言ってるようなものじゃない?
や〜ね〜?一人遊びが長すぎて…ラブsexの仕方忘れたの?
本来の恋愛過程じゃないの?バカね〜教師のクセに!」