星に見ている
第11章 甘く抱える悩み事
「―――――――――はい?」
「“はい?”じゃないわよ…大丈夫?」
大丈夫…?大丈夫だよ!!
惚れてる?惚れてるのか?!
惚れて………嘘だ〜…
嘘だ―――――――――!
俺は、ママに言われ――――…
頭をグルグルさせる……
「ママ〜!!ラーメンご馳走さまでした!今日も、スッゴク美味しかったです!!」
「あら、ボクちゃん!!もう、帰るの?今日は飲まないの〜?トイレ…貸しきりにするのに〜♪」
「おい、バケモン!最知に酒進めんな!それに、トイレの貸し切りってなんだよ!!ったく、まだ仕事があるんだよ!!じゃぁな、バケモン!」
個室から出てきたカップルの会話を微かに聞きながら…
俺は、カウンターに突っ伏した…
「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
恋愛の仕方なんて…忘れたっつーの!!」
俺は、ビールを一気に飲み干し!!
立ち上がる!!
「アッくん?個室空いたから、ラーメン食べれるけど―――――…って、ど〜する?」
「――――いいや……また、今度…」
俺は、フラフラと出口に向かう……
「アッくん〜!次は、恋人連れてきてね〜♪」
俺は、バイバイと手を振り店を出た――――――…