星に見ている
第12章 揺らぐ心は誰思う
「あれーー・・・手塚、まだ帰ってなかったの?」
雄二の登場に・・・思考が固まる・・・
「あ・・・う、うん・・・ちょっとね・・・」
雄二の手には、受験のプリントが何冊か握られていた・・・
雄二は、彼女と同じ大学を希望しているらしく・・・
勉強を頑張っているのを僕は・・・知っている・・・
チクン!
小さくだがーーーーー・・・・僕の心が・・・ささくれた
「雄二は、受験の追い込み?
偉いなーーーー・・・大学進学組は・・・・
大学進学組にしたら・・・僕みたいな専門学校組はーーーー楽な方に逃げてるってーーーー・・・見えるんだろう?」
チクン!
しまったーーーーー・・・!