星に見ている
第12章 揺らぐ心は誰思う
僕は、さっきまで雄二に繋がれていた手をグッと握り…
ポケットに、手を突っ込んだーーーーー…
カサ…………
「ーーーーー…」
僕は、ポケットの中で触れた紙切れにーーー…
息を飲む……
「ーーーーーごめん……雄二、先帰って……」
「手塚、どうした?」
僕は、ポケットの中にあった紙切れを握り……歩みを止める
「忘れ物……してきた……から」
「ん、だよーーー……付き合ってーー「大丈夫!!一人で行くから!雄二は、先に帰って!!」
僕は、雄二に手をふって……
今来た道を戻る事にするーーー……