星に見ている
第12章 揺らぐ心は誰思う
「///雄二、雄二!!手ーーーー・・・」
下駄箱まで、雄二は僕の手を握ったまま・・・
「あ!悪り~~~!
つ~か、手塚って、手小さくないか?ほら、俺の手にジャストフィット!!」
「///な、雄二の手が・・・でかいんだろ?」
僕が、振り払う様に手を離すと雄二は笑いながら先を歩き出すーーー・・・
「3年の教室、俺らしかいなかったんだな!
真木先生、見回りかな?ご苦労様だよ~~~」
「あ・・・うん、見回り・・・か・・・、だよね・・・」
僕は、何故かーーーー・・・先生に、後ろめたくて・・・
でも、先生はいつも通りだったーーー・・・
僕だけが、先生との関係を“ドキドキ、ハラハラ”していて・・・・
先生は・・・
なんとも・・・思って無かったんだと・・・
寂しくなるーーーーー・・・