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星に見ている

第13章 自己嫌悪の弱虫出口


大分暗くなり始めた空……


日が入らない校舎は、至るところが夜を連想させるーーーー…




「手塚君ーーーー…」


3年の下駄箱を見るとーーー…



下校していない生徒を見つけるのは、簡単なくらいだった…



その中に…


手塚君の靴を発見するのもーーー…簡単だった…


俺は、その足でーーーー…3年の教室に向かう…



手塚君が、教室に居る保証なんてない…


でも、俺の足は、手塚君の教室に向かっていた…






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