テキストサイズ

星に見ている

第15章 過去からの誘惑


「ーーーこうやって会うのは…別れて以来だね…敦人…

しかし、見違えた…背も高くなって…中学の可愛らしさは、まるでないーーーーでも、美形に成長したーー…美しいよ」





ゾクッとしたーーーー…まるで…口説かれているかのようだ…



「ーーーどうも…俺も成長しましたから」



俺は、保さんと距離を取りながら…出入口付近で腕組をする…



「ーーーーいや、今回のコンクール作品…敦人が、ノミネートされているのを知ってねーー…お祝いが言いたくなったんだーーー…


で、この世界は人脈が大きく関係しているのは…有名だろ?

私が…敦人の作品や人柄を推薦出来るかな?と、思ったまでだよ…


知らない仲でも…無いしなーーーー…」




ビクンと、緊張が体を駆け巡る…



ストーリーメニュー

TOPTOPへ