星に見ている
第16章 真夜中の告白……
高台の公園にはーーーー…誰もいなかった…
広い公園だが…遊具は滑り台だけでーーー…
後は、ベンチがいくつか並べられ置いてある…
ここまでに来るまでに、街灯は少なくーーー…
夜景を見に来る人を極力押さえたい住民の意志が伺える…
高台で夜景が見えるーーー…だが、ロマンチックではまったくない場所ーーーー…
僕は、スマホを片手にーーーー…
ベンチに座りーーーーー…頭を抱えたーーー…
先生に…何かあったんだ…
…僕ではない…誰かと…運命の出会いをしたとかーーーー…
やっぱり…本命の人と…今日を過ごしたくなったとかーーーー…
やっぱり…
子供のお守りだと…気がついたとか?
やっぱりーーーー…
やっぱり…
考えれば考えるほど…
別れが僕の頭を支配する…
一応…先生をネットで検索するとーーーー…
学生時代…いくつかのコンクールで賞を取る…若手画家ーーー…
大学時代もーーーー…活躍を期待されていた…
先生はーーーー…
美術講師なんか…するべきではない…人だったんだ…
自分のいた場所に…
戻るーーーー…
僕とは……
もうーーーー…会いたくないかもしれない…