星に見ている
第8章 過去の初めの一歩
「俺は―――――…
中2の時に……通っていた絵画教室の先生と――――…そう言う関係になったんだよ――――――――…」
「―――――…絵画教室…の先生と?」
真木先生は、髪をかきあげながら……外を見た―――…
僕は、先生のが…一瞬…悲しく…憂いに満ちた表情をしたのを見逃さなかった―――…
「――――――…先生…は…その人が――――――…」
「好きだったよ―――――…
初めての…人だったしね…俺に…美術の事、社会の事、こっちの世界の事――――…
永遠なんて…無いって…教えてくれた人だったからね――――…」