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星に見ている

第8章 過去の初めの一歩



「――――――先生…らしからぬ…アドバイスですね…」




僕は……




何を期待していたんだろう…





“頑張れ”


“大丈夫”


“君は間違ってない”


“君の想いは伝わるよ”


“奇跡はあるよ”








なんて――――――…



期待してたのかな……







「これに関しては……

綺麗事を言っても…仕方がないだろ?」






僕は……本当に…



何を期待していたんだ…







これが…答え…









これが―――――現実…





「―――――手塚君…」




「―――アリガトウ…ゴザイマシタ…」






僕は…頭を下げ―――――…






美術室を―――――――…



後にした…




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