星に見ている
第8章 過去の初めの一歩
「もし―――――…手塚君が…
同性に好意を持ち…上手くいかずに悩んでいるなら……自分を責めたり…悲観したりしてはダメだよ…
“それは、当たり前”なんだから…
オープンにする気がないなら……
……奇跡を信じて…待つより…
こっちの世界で…相手を見つけた方が…俺は、いいと思うよ―――――――…」
真木先生は、悲しい顔のまま……立ち上がり……窓の外を見た―――――――…
…外は…夕日のカーテンコールが終わりかけていて…
夜の緞帳を準備しはじめていた―――――――――…