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えっちの経験値

第10章 笹野大輔の事情①

「ここは大輔の為に俺が一肌脱いでやるか」

合コン王子と異名を持つ俊介が
電話を掛け始めた。

「登録してくれてたんだッ。マジ嬉しッ。
でさ、智香ちゃんに頼みがあるんだけど」

合コン女王は合コン王子の番号を
予め登録していたようだ。

「咲良ちゃんに伝えといて。今日の夕方
5時に大輔が中野駅の北口で待ってるって」
「おいッ!勝手にそんな約束を……」

学校の中庭でたむろっている俺らの前を
100点の女……俺の元カノが
学内一の金持ちの男と腕を組み通過した。

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