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えっちの経験値

第15章 将来を夢見てもいいですか?

「な?俺んちの実家5階だっただろ?」
「ぅんッ。景色も良かったねッ」
「トイレは洋式に変わってたけどな」
「でも、お父さん喜んでたじゃん」

大輔の実家がある名古屋発の
深夜バスの車中。

大輔の実家に行きたいと
言い出したのは私。

『ホントに団地の5階でトイレは和式なの?』

そんなものは建前で
親御さんに私を紹介してほしかった。

未だ20歳にもなっていないのに
大輔との将来を描いていた。

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