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えっちの経験値

第16章 笹野大輔の事情③

「ぁふッ……そッ……そこ気持ちいいのッ」

付き合った当初は
冗談を言い合ったりじゃれ合ったりと
咲良の存在は心地よかった。

それがいつの日からか
結婚を仄めかすようになった。

しょっちゅう咲良の実家に呼ばれ
俺の嫁さんを気取る。

そんな咲良を疎ましく感じるようになり
モヤモヤを吹き飛ばすかの如く
咲良に会えば狂ったようにセックスをした。

「ぁあんッ……大ちゃんのオチンチン
欲しいのぉッ」

卑猥な言葉を平然と口にするようにもなった。

俺がそう仕向けたのだが
そんな咲良は見たくなかった。

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