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えっちの経験値

第19章 一之瀬蓮の事情⑦

「結城が行きそうな場所をラインで送れ。
俺も今から探しに行くから」
『先生ッ。助かるッ。マジ恩に着るからッ』

咲良……何事も無ければいいが。

「……行かれるんですか?」

これまでの話と翔太との会話で
千佳も察しただろう。

「行きますよ。こうしている間にも結城は……」

一人で泣いているかもしれない。

きっと辛い想いをしている。

「私のこと嫌いだからやむを得ず
頬にキスだったんですか?」
「今はそんな話をしている場合じゃ……」

一刻も早く咲良を見つけ出さなくては。

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