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えっちの経験値

第19章 一之瀬蓮の事情⑦

「私は蓮先生が好きなんです。だから本物の
キスをください。お願いします」

戯言だった本物キス。

「本物のキスをすれば行かせてもらえ
ますか?」

一刻を争う。

躊躇している暇はない。

「はい。本物のキスを……」

目を閉じた千佳の唇に
すれすれの距離感で
唇を重ね……触れただけ。

何か言いたげな千佳を残し
この場を走り去った。

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