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えっちの経験値

第20章 失恋から立ち直れますか?

「ひとりカラオケ」
「へったくそだもんな。練習でもしてたか?」

翔太は私の誤魔化しに付き合う。

きっと全てを知っているのだろう。

「ま、そんなとこ」

私も翔太の優しさに付き合う。

「聞かせる相手も居ねーのに?」
「……そうだったね」

時に手厳しい。

「夢でも見てたんじゃね?俺、大ちゃんなんて
知らんし」
「……大ちゃんて言ってるし」

あれだけ大輔と親しかったから
翔太も辛いよね。

ありがと、翔太。

もう大丈夫だから。

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