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えっちの経験値

第3章 二人きりになってくれますか?

「結城さんですよね?」

私と同じ並びで大人二人ほどの
間隔を空けて男性が座っていた。

キャップを深く被る蓮先生。

幻覚ではなく現実だ。

「先生……どうしてここが……」

私がここに居ること……どうして?

「結城さんの泳ぎが本格的でしたから」

蓮先生は私の方を向かず
正面のグランドを見つめている。

「それだけで?」
「スポーツジムか区民プールだと思いました。
しかし高校生がジムというのは考えづらかった
ので」

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