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えっちの経験値

第24章 幼かった頃の恋を思い出してもいいですか?

「縁があるな、俺ら。小中一緒でスイミング
スクールもだもんな」
「高校は違ったけどね」

私が不合格だったから。

「まさか咲良が落ちると思わなかったよ」
「私も」

猛勉強してやっと合格圏内まで
こぎ着けたというのに。

「俺、咲良の頑張り見てたよ。だからさ
ホント残念だった」

……キュンときた。

「親友だったもんね。うちら」

胸の内を知られたくなく
中学生の時に直人に言われた言葉を
そのままそっくり返した。

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