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えっちの経験値

第25章 五十嵐直人の事情①

中学生になると
女子から告白される機会が増え
その度に咲良に相談を持ち掛けていた。

咲良に嫉妬してほしかった。

しかし咲良はそんな素振りも見せず
淡々と俺の相談話を聞いているだけだった。

下手に告白などして
友達関係が壊れることを恐れた俺は
友達以上の親友になることを試みた。

中学一、二年は咲良と
親友という関係が続き
三年生になると
『ひょっとして咲良も俺を?』と
思ってしまうことがあった。

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