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えっちの経験値

第25章 五十嵐直人の事情①

「……時間過ぎちゃってるんだよね」
「時間?……ああッ!」

黒百合のJKと肩を並べて
街をうろつきたかっただけの俺は
【ウキウキ1時間コース】だった。

「コースを変えてもいいけど……
どうする?」

【ワクワク2時間コース】
【ドキドキ3時間コース】
【ハラハラ4時間コース】

「……ドキドキコースで」

俺という人間はなぜ真ん中を
選んでしまうのか。

こういうところが中途半端で
まさしく俺の象徴だ。

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