テキストサイズ

えっちの経験値

第1章 好きになってもいいですか?

「先生って年いくつ?」
「カノジョいる?」
「どこ住み?」
「なんで先生になったの?」

一之瀬先生は教室でC組の女子に囲まれ
質問攻めに遭っていた。

私は一歩離れその様子を窺う。

質問は次第にエスカレートしていき
一之瀬先生は困惑していた。

「先生の好きなタイプは?」
「初体験はいつどこで誰と?」
「うちらのC組の意味知ってる?」
「クラス全員が経験済みだからC組ッ」

ジョークにしてもあながち間違えては
いないかも。

きっと大半のクラスメイトは経験済み。

私だけが未経験。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ