テキストサイズ

えっちの経験値

第30章 一之瀬蓮の事情⑨

「その『蓮さん』て、やめてくれないか。
なんか、くすぐったいんだよ」

呼ばれ慣れてない。

「じゃ、蓮先生でいいですか?」
「それの方がしっくりくる。それと俺は
直人くんを応援出来ない。俺も直人くんと
似たようなもんだし」

やはり心のどこかに咲良の存在が。

「そうでしたか。なんかすみません。
くだらない話に付き合わせてしまって」
「くだらなくなんてないよ。せっかくの
隣同士だしたまには飲んで馬鹿っ話でも
するか」
「あ……俺未成年ですよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ