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えっちの経験値

第30章 一之瀬蓮の事情⑨

「いいだろ。別に」
「先生がそんなこと言っちゃっていいん
ですか?」

カゴの中は缶ビールや缶酎ハイで
いっぱいになった。

「俺の教え子じゃないし、構わんだろ」
「うわッ。無責任発言ッ……でも俺
実は……」
「結構イケる口だろ?」
「……バレてる」
「今時真面目にお酒は20歳になってから
なんているかよ」
「……先生らしからぬ発言」

俺は教師である前にひとりの男。

ある意味、直人の現状も羨ましく感じる。

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