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えっちの経験値

第40章 佐倉千佳の事情⑤

「キスだけじゃ収まりそうにないよ」

思春期の翔太にとって
年上の私の存在は憧れであり
魅力的なのかもしれない。

「誰か来ちゃうんじゃない?」

いざとなれば女の私に分がある。

万が一の時は襲われたことに
すればいいと頭を過ったが
さすがに昨日の今日では不信がられ
責任を問われてしまう可能性も否めない。

「大丈夫だよ。皆は俺の想い知ってるから
協力してくれるって」

翔太から唇を重ね舌を絡めてきた。

私にとっての翔太は
蓮への当て付けの道具にしかすぎない。

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