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えっちの経験値

第40章 佐倉千佳の事情⑤

「ちゃんと撮れたか?」
「最初の方はそこの窓からだから
雰囲気だけな。
でもセックスはバッチリよ」

部室の外でずっと張っていたということ?

「無音で観れば、いかにも俺が襲われてる
感じになってるだろ?」
「あぁ。翔太まじナイスリード」
「イエーイ」

翔太を含め部員たちは
裸の私を余所にハイタッチをしている。

「……何なのよ……これは」

怒りと情けなさで身体中が
否応なしに震える。

「蓮ちゃん先生の敵討ちに決まってんだろ」

部員たちの冷ややかな視線が
私に集中した。

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