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えっちの経験値

第41章 今度こそ、この恋は実りますか?

「朝顔先生ッ!私、今日誕生日なんです
けどッ!」

今年の誕生日もひとりぼっちか。

「はい。おめでとう」

朝顔先生はジャケットの内ポケットから
チケットのような紙切れを出すと
私に手渡した。

「てか、それ私も貰って捨てましたけど」

同じ沿線にオープンした
スポーツジム無料体験のチケット。

駅前で配布していた。

近ければ行ってもいいが遠すぎる。

「今から行ってくれば?ランチタイム
終わりだし。夕方のバイトまで時間潰して
きなよ」

それは一理ある。

電車賃だけで数時間時間が潰せる。

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