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えっちの経験値

第42章 一之瀬蓮の事情⑫

「蓮先生ッ!?なにぃ?聞こえなーいッ!」

俊輔は身体ごと向きを変え
俺が居る塾の玄関先に向かい
走りだした。

「危ないから走るなッ!」

その時だった。

右折車が躊躇せず
横断歩道を横切ろうとしていた。

「俊輔ぇッッッ!!!止まれぇッッッ!!!」

俺を目掛けて走ってくる俊輔は
右折車に全く気付かず
『ドン!!!』という音と共に
俺の視界から消えた。

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