テキストサイズ

えっちの経験値

第45章 若松百合の事情①

シャワーを浴び終えると
部屋には一組の布団が敷かれているだけで
蓮の姿は無かった。

どうしようもない孤独感に襲われる。

ついさっきまで蓮と二人きりという現状を
半ば拒んでいたというのに。

勝手なもんだ。

しばらくの間
ここでお世話になったとしても
いずれは自立しなくてはならない。

一人暮らしも社会も未経験の私に
出来るのだろうか。

恐怖感までもが私を襲う。

全身が震え涙が止まらない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ