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えっちの経験値

第46章 私の身体は誰のもの?

「初めまして。結城咲良と申します。
今日はどうされました?」

本日最後の患者は伊吹清隆52歳。

一般企業の課長職に就いているらしい。

「この歳でようやく結婚することが
出来まして……お見合いなんですけど」
「それはおめでとうございます」

左手の薬指にはめたリングが
煌々と光を放っている。

「ありがとうございます。それで……
あの……」

ほとんどの患者は伊吹のように
言いづらそうに口ごもる。

伊吹の手をガウンの中に誘うと
乳房を触らせる。

「んッ……」

吐息を漏らし
この行為は気持ちいいんだと
自信を持たせリラックスさせる。

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