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えっちの経験値

第49章 若松百合の事情②

「蓮と……やったのか?」
「やったって……何の話?」

検討はつく。

「蓮に……抱かれた?」

……やっぱり。

「蓮くんと私は何もないよ」
「……キスも?」
「してないよ」

蓮のアパートでの初日
不安や寂しさから
蓮の背中に頬を擦り寄せた程度。

「百合のこと、俺がとやかく言う筋合い
なんて無いよな。ごめんな」
「ぅぅん。今でも気に掛けてくれて嬉しい」

本当に嬉しいのよ。

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