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えっちの経験値

第53章 朝比奈馨の事情④

「蓮先生の為に辞めてもいいんだよ。
俺は止めない」

だってそう言うしかないだろ。

この仕事が二人の中を裂く
発端になるなら。

「私……この仕事好きなの。性の悩みって
誰しもが持ってるし、そこで私が少しでも
役に立ててるみたいだし」

咲良は理解してくれている。

俺の好きな相手が
俺の言わんとしてくれていることを
理解し受け止めてくれている。

これほど嬉しいことはない。

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