テキストサイズ

えっちの経験値

第58章 朝比奈馨の事情⑥

乳房に乗せた手の動きを一旦止めた。

「ぅん。無理なの。だって居ないから」
「亡くなったとか?」

だとしたら俺は失礼極まりない発言を
してしまった。

「ぅぅん。むしろ規則正しい生活を送って
ピンピンしてる」
「じゃ、遠くに居るとか?海外とか」
「近くて遠い場所。なんかクイズみたいだね」

あ……分かっちゃった。

俺も相手の心を読むに関しては
決して不得意ではない。

「刑務所か」
「ビンゴ。無期懲役よ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ