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斗真にお姫様抱っこをされ
ベッドへ誘われた。

思い出されるのは蓮先生。

水泳の授業で足をつらせてしまった私を
お姫様抱っこして保健室へ
連れていってくれた。

「キスして……」

斗真にキスの催促をする。

蓮先生にねだったように。

保健室の蓮先生と私が
フラッシュバックする。

あの頃の私は蓮先生しか考えられなかった。

素直じゃないにしても自分に正直だった。

自然と涙が溢れだし
そんな私に斗真は
そっと唇を重ねる。