テキストサイズ

えっちの経験値

第1章 好きになってもいいですか?

「咲良頑張れーッ!!!」
「オリンピックに向けて突っ走れーッ!!!」

からかい気味の声援。

そんなものは気にせず
ひたすら泳ぎ続ける。

あれ……?

脚がッ!!!

「咲良ッ!!!」
「先生ッ!!!咲良がッ!!!」

声援が悲鳴に変わった。

溺れかけた私を助け
抱きかかえたのは蓮先生だった。

「ちょッ……先生、王子様みたいッ」
「咲良いいなぁッ」

クラスメイトの私を羨む声を背に
蓮先生に抱えられながら
プールサイドを後にした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ