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えっちの経験値

第1章 好きになってもいいですか?

「準備運動を怠りましたね」
「……はい」

ここは保健室。

右足のふくらはぎがつってしまったようだ。

元水泳部ということで過信していた。

「僕は授業に戻ります。結城さんはしばらく
安静にしていてください」

蓮先生が保健室から立ち去ろうとする。

「先生ッ、待ってッ」

引き止めてしまった自分に驚いた。

「どうしました?」

返す言葉が思い付かない。

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