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電話は
俺に唯一といっていいのかもしれない
経理部の後輩
北正直【ｷﾀ　ﾏｻﾅｵ】…ナオ君からだった


ナオくんは
俺がこの2日間
風で会社を休み
しかも3日目の今日も風邪で休んだので
心配してくれて
電話くれたんだ…

ナオ君みたいな
親切な後輩がもしも俺が
孤独死や風邪を引いてこじらせて
変死体になってたら
第一発見者になるのかもな…


そんなことを
思いつつナオくんに
気にかけてくれてありがとうとお礼をしたら


なんと…!!


ナオくんの奥さん
ユキメちゃんが
俺が風邪を引いたことを
ナオ君から聞いて
心配してくれたようで…


『というわけで、ユキメがお見舞いがてら、お世話にいきたいというので、多分、もうすぐ先輩んちにつく頃だと思うので、適当に身の回りの世話をさせてあげてくださいね～!!　ではお大事に～』
と
用件を告げて
ナオ君は電話を切った…　　えっ？マジで？

(///∇///)
ユキメちゃんが
俺のこんな丸まったティッシュで
ゴミ箱が満杯の部屋にくるの？

(///∇///)
嬉しすぎる
(///∇///)(///∇///)