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Kissからはじめよう SO & AN

第77章 UB6 雅紀



「でもさ、嫌なことがあって 疲れて帰って来ても 
狭いバスタブに二人でくっついて入ったら 楽しくなんない?」
「そっかぁ・・・?」

「俺は熱いシャワーのように和くんを包み込んで癒してあげるし
二人の間に気まずいことあった時も 和くんは大きな心で
小さな事を水に流してくれるの。ほら~、ユニットバスは二人で一つなんだよ」
「・・・何で俺がトイレ扱いなんだよ」


ブスッとした声音を出しながらも
その顔は楽しそうに笑ってる

そして

「案外・・悪くないかもな」

ボソッと呟いた和くんは
俺が表情を覗き込むより早く
ぷいっと向こうを向いちゃったけど
その耳が赤くなってるのを見逃さないもんね~




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