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Kissからはじめよう SO & AN

第11章 One Step1 翔



・・・それによしんばそれがLOVEだとしても、だ。
3人が出かけた隙に乗じてムードもへったくれもなく いきなりキスするような真似をしてもいいものか

この穢れのない天使のくちびるに触れるときには もっとムードのあるシチュエーションが必要なのではないか?

例えば 夜景の綺麗なレストランとか?
例えば 誰もいない公園のベンチとか?
(ベタなことしか思いつかない実地経験の乏しさには目を瞑っていただきたい)

・・・などと仕様もないことを考え、結論を出せないままにいた俺のフリーズを解いたのは ガチャりと開かれた玄関ドアの音と 二宮を先頭に帰ってきた3人の元気な「ただいまー」の合唱だった・・・。


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