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Kissからはじめよう SO & AN

第18章 君のために僕がいる1 雅紀


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松潤が車を出して大野さんを病院へ連れて行ってくれた後、
俺は ちらほら来るお客さんの相手をしながら 奥で片付けをして閉店の準備をする

洗い物を済ませて 入口に「勝手ながら臨時休業させていただきます」の張り紙を貼ったところへ松潤からの電話。
今日はもう帰っていいよ、との大野さんからの伝言を聞かされる

「わかった、じゃあ残ったパン少しもらっていくね。残りはここに置いとくから 帰り持って行ってもらって?松潤の分もあるよ」
「了解、じゃあね」

「せっかくの休みなのにごめんね」
「いいよ、出かけるのは午後からだから時間まだあるし。
明日のことは夜にでもまた大野さんから連絡してもらうようにする」

「うん、夕方辺り俺も覗いてみる、ありがとね」
「お疲れ様―」


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