Kissからはじめよう SO & AN
第21章 君のために僕がいる4 和也
そんなことをしている間に 麻婆豆腐と生姜焼き、サラダ、それに搾菜となぜかビスケットがテーブルに並ぶ
「ビスケット?」
「これが美味いんだー」
「いや、子供のおやつじゃないんだから」
「ホントに美味いんだって、騙されたと思って食べてみ?」
「じゃあ、後でツマミに・・・まずは麻婆と生姜焼きから」
「肉ちょっと焦げちゃったけど・・・」
「美味そうだよ、いただきます」
冷えたビールも美味い
普段の俺からしたら かなり多めの量を胃に収めたが・・・
せっかくまーくんが作ってくれた料理、残すものか
俺が美味い、と言うたびにまーくんが嬉しそうに笑う
こんな笑顔が見れるなら、と俺はかなり頑張って、二人でテーブルの上のものを全て平らげた